タイトルは「辻占」
七夕のように見えますが、笹についてるのは占いの紙です。
栄華物語だったかな?時姫という人がある夕暮れ時に
橋占いをしようと橋のたもとまで行くと、一人の老婆が寄ってるなり
「あなたはどうしてこんな所においでになるのですか。
将来大変立派な御身分になって望むことはなんでも
かなうようになるというのに」
それだけ言うとどこかに行ってしまったそうです。
時姫はのちに藤原兼家の妻となり、
娘は帝の后となって生まれた皇子は即位、
息子は大臣となって栄華を極めました。
うろ覚えで書いてるので、藤原道長の姑になる穆子の話だったかも。
なんにせよ辻占といとこの世とあの世の境から来たような
不思議なイメージがあるんです。